夫婦で資産形成実践中・30代専業主婦のマリーです。
結婚して以来ずっと家計簿をつけていたのですが、あるときから家計簿は廃止して、貯金簿一本にしてみました。
これがなかなか快適です。
今日は家計簿から貯金簿にシフトして変わったことをまとめます。
家計管理は貯金簿が簡単でストレスフリー?
貯金簿ってなに?
貯金簿とは簡単にいうと、資産の一覧表。場合によっては全資産と負債を合わせて一覧にすることを指すようです。
わが家の場合は月に1回、全資産を棚卸しして表にし、これを貯金簿と呼んでいます。貯金簿の表はざっくり以下の2つの部に分けて構成しています。
- 現金の部:普通預金・定期預金、証券口座に控えている現金、財布に入っている現金などの合計
- リスク資産の部:持ち株、確定拠出年金、つみたてNISA等の投資信託、株式、その他金融商品(ETF・REITなど)、外貨、保険の解約返戻金などの合計
簡単にいうと、現金の部はいますぐ引き出せるお金の合計。もしなにか出費があればこちらから引き出すことになります。リスク資産の部は現在運用中のお金。
すぐに引き出すことはできない、育てている最中のお金です。
保険に多く入っていれば、これに保険の部を足した3部構成がいいかと思いますが、わが家は掛け捨ての保険をメインにしているので、唯一加入している貯蓄型の生命保険1種はリスク資産の部にまとめています。
・現金の部
現金の部の表はこんな感じになります。(数字は適当です)
夫 | ○○銀行 | 300000 |
○○銀行定期 | 500000 | |
○○信託銀行 | 500000 | |
〇〇証券 | 100000 | |
○○証券 | 100000 | |
妻 | 〇〇銀行 | 300000 |
〇〇銀行 | 100000 | |
〇〇証券 | 50000 | |
〇〇証券 | 50000 | |
財布 | 50000 | |
2019年○月 | 合計 | 2050000円 |
毎月月末、各銀行の残高、証券口座に控えているお金、財布に入っているお金を数えてこの表を埋めるだけ。
これで、家にどれくらいの現金があるのかを把握します。
・リスク資産の部
リスク資産の表はこんな感じです。(数字は適当です)
夫 | 株式評価額(持株会) | 1000000 |
確定拠出年金評価額 | 1000000 | |
つみたてNISA | 200000 | |
ETF | 10000 | |
REIT | 50000 | |
妻 | 株式評価額(日本株) | 300000 |
投資信託(積み立て) | 50000 | |
つみたてNISA | 200000 | |
海外ETF | 100000 | |
外貨(〇〇ドル) | 200000 | |
〇〇生命 | 200000 | |
2019年○月 | 合計 | 3310000円 |
こちらの数字は基本的に値動きするものです。月末時点の評価額で埋めていきます。
これで、現金の部(=205万円)+リスク資産の部(=331万円)。
○月末の総資産は536万円くらいだと認識することができます。
(ただしリスク資産は実際に現金化すると、利益の2割ほどが税金となります。なのでざっくりこれくらいかな、くらいの気持ちで見ておきます)
これをみると全資産を把握できるだけでなく、「現金:リスク資産=2:3くらいかな」という風に、現金比率もざっくり把握することができます。
貯金簿のメリット
私が感じる貯金簿のメリットは主に4つあります。
- 日々の記録から解放される
- 資産の増減がよくわかる
- リスク資産を育てているという感覚を忘れない
- 定点記録でいいので継続しやすい
・日々の記録から解放されストレスフリー
まずストレスがないのが本当にいい。
それまでは買い物をするたびにスマホの家計簿アプリに使った金額を打ち込んでいました。
それがまぁ苦痛で…。「あーまたこんなにお金使ったんだ」とか「買いすぎた!?」とか、いちいち気になる!
これが買い物抑制に働くのは利点でもあるのですが、主婦である以上、日常的に買い物はしないといけません。
そのたびに小さなストレスを積み重ねるのは非常にナンセンス。
実際は家計簿をやめてからそれまでのストレスに気づいたくらいなので、こういうプチストレスはいつの間にか慢性化してしまっているのかもしれません。
・資産の増減がわかりやすいのやる気アップ
さらに、毎月記録をとることで資産の増減がわかりやすい。
ここが夫婦で共有する際にプラスに働いてくれる部分でもあると思います。
おそらく男性側からしてみたら、家計簿を共有されてもテンションがあがらないと思うのです。
せっかく仕事から離れたプライベートな空間で、あまりに細かいことを言われるのは苦痛かもしれません。
だけど、貯金簿でざっくり資産推移を見せるだけで、「あんまり増えてないのは無駄遣いが多いのかな?」とか「このペースでいけば何年後にはマイホームも視野に入るかな?」とか、前向きな話し合いができるようになると感じています。
こちらの記事でも書いていますが、私が夫の信頼を得たのはひとえにこの貯金簿のおかげだと思っています。
・リスク資産を育てていることをリマインドできモチベーションが維持できる
リスク資産の構築は人によってさまざまだと思いますが、毎月天引きになっていたりするとその存在を忘れがちです。
長期投資の良さは忘れている間に育つ、という側面もあるのですが、はやり年に何回かはしっかり見ておくといいかと思います。
というのも、リスク資産に資金を回し始めると貯蓄の増え方がゆるやかになります。
それがまたストレスになってしまったり…。「なんか全然貯金が増えないんだけど!」と思った時に、しっかりリスク資産の推移も頭にいれてあげると「こっちが育ってるから、資産形成はうまくいってるんだな」と思える。
とにかくストレスなく資産を形成をしていくために、見える化するのは大事だと感じます。
・定点記録でいいので継続しやすい
今のところは毎月、月末に締める形で記録していますが、慣れてきたら3ヶ月に1回、半年に1回の定点記録でもいいと思います。
回数が減るとそれにかける時間も減るので継続しやすいですよね。
家計簿だと3日坊主になってしまうこともあると思います。
使ったものに焦点をあてる家計簿に対して、貯金簿は残っているものに焦点をあてます。
そこがなんとなくポジティブでいい。「続けられてる」という感覚は自信にもつながっていく。
自信をもって資産形成していけるといいなと思います。
貯金簿のデメリット
もちろん貯金簿にはデメリットもあります。一番は「無駄遣いの把握ができない」ということ。なににお金を使いすぎているのかが、貯金簿ではわかりません。家計簿がメタボ気味だと感じるなら、家計簿をつけることでどこに無駄があるのかを把握したほうがいいかもしれません。
まとめると、
- 現状、家計簿が赤字なので見直したい→家計簿
- 家計がコンパクトになり、今後もっと資産を育てたい→貯金簿
という風に使い分けるのが一番かもしれませんね。
まとめ
資産形成の仕方は人それぞれ、管理の仕方も人それぞれです。ストレスなく続けられる自分に合う方法を見つけて、効率よく資産形成していけるといいですね。
日々研究、検証しながら私も続けていきたいと思います。
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