コロナショックで夫婦会議:今後のキャッシュポジションと投資戦略

■2月のマリー名義の資産表はこちら

コロナショックを受けて、夫婦でミーティング

今朝(2/29)の日経新聞の一面は

日米欧、時価総額1割減 コロナ・ショック 世界を揺らす

なかなか大変なことになってきました。

こればっかりは誰も予期できなかったことなので、今まで読んだ経済予測の記事や本が、あまり参考にならなくなってきました。

こういうことがあるから、自分の頭で考えて行動する、ということを日々意識していないといけないのだなぁと思います。

わが家は夫婦で力を合わせて資産形成をしていきたいと思っているので、いま一度、今後のキャッシュポジションなどを含めて話合うことに。

2020年2月のキャッシュポジション

2020年の2月のキャッシュポジションは以下のようになっています。

貯蓄:46.8%
投資:53.2%

だいたい、5割くらいで考えているので想定の範囲内。
ではここからどういう風にしていくのがいいのか。
お互いの感覚をすり合わせていきます。

・夫の意見

  • 現在含み損が出ているがそれは仕方ない。含み損100万円までは許容範囲だと考えている。
  • 今は大幅に割安になっている株も多いので、これからしばらく積極的に買い入れてもいいのでは?投資比率を70%くらいにしても問題ない。(つまりキャッシュポジションは30%くらいでOK)

・妻の意見

  • 現在の含み損に関しては、長期投資で考えているので問題なし。毎月積み立てている投資信託(夫婦合わせて10〜15万円/月)が安く買えている証拠なのでむしろ歓迎。
  • とはいえ今後もウイルス感染の余波で、日本の景気が悪くなって再びデフレ経済に向かうのであれば、デフレに強い現金を多くしておくのもひとつでは?(つまりキャッシュポジションは50%はキープしたい)

微妙〜に感覚のずれがありますね。夫は株価回復はするだろうという予測で比較的、楽観論ですが私は少し慎重。

そうして一旦出した結論としては以下の通りです。

今後のキャッシュポジションと投資戦略

  1. キャッシュポジションは40%程度をめどに、割安になっている投資商品を買い入れる。
  2. 当面の予算は投資信託を含め100万円程度。
  3. 株価上昇が予想される米国系ETF、もしくは先進国株の投資信託を中心に買い入れる。
  4. 日本株は様子見。ただし、含み損覚悟で高配当株を増やしてもいいのでは?

細かく見ていきます。

①キャッシュポジションは40%程度をめどに、割安になっている投資商品を買い入れる。

→今を買い場と捉えてフルインベストメントに近い形にすることで大きく資産を増やせるチャンスかもしれませんが、今年わが家はいくつか家計に変化がありそうなので、どうしても現金比率はある程度キープしたい。
二人の折衷案でキャッシュポジションは40%ほどを想定。

②当面の予算は投資信託を含め100万円程度。

→ひとまず明確な予算を決めることは必要です。あとでぎょっ!とすることのないように…

③株価上昇が予想される米国系ETF、もしくは先進国株の投資信託を中心に買い入れる。

→昨日、FRBが利下げを示唆しました。利下げするとなると米国市場は再び上昇していくことが予想されます。

以前も書いた通り、今後の世界経済においてやはり、もうしばらくはアメリカが強いと思っています。

なんといっても政策金利を下げる余地があること、そして個人消費が強いこと。
GAFA–Mを筆頭に、時価総額の高い企業を多く排出していること。

これらのハイテク産業は少ない人員で莫大な利益を生むので、利益率とその伸び率をみてもまだまだ強さを感じます。

さらに、ウイルスによるショックで人の動きや物流が制限される場面においても、動画配信サービスなどのネット関連産業はむしろ伸びしろにつながるのかも。

ということで、投資の中では海外比率を高めていく方向で一致しました。

④日本株は様子見。ただし、含み損覚悟で高配当株を増やしてもいいのでは?

→最後に日本株ですが、上記のとおり海外株ほど重視はしないにしても、かなり割安になっているものがあるので、少し物色してもいいのかもしれません。

経営が安定していて高配当であれば、長く持つことを前提に、保有するメリットはあるかと感じています。

ちなみに注目している銘柄は、武田薬品工業・ANA・キヤノンなど。
夫はREITにも注目しているようですが、これはオリンピックがどうなるかで少し状況が変わってきそう。メディカル系であれば手を出しやすい?

さて、ある程度の方向性は固まったので、状況を見つつ理想のポジションに近づけていけたらと思います。

3月はどんな相場になるのでしょう。ドキドキしますが良い勉強をさせてもらっている、という謙虚な気持ちを忘れず、過ごしていきたいと思います。

※金融商品についての記載がありますが、売買の推奨を目的としておりません。

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